■ 【地域ブランド認定「市田柿」を使った柿羊羹】
南信州高森町は河岸段丘にある霧の町、秋になると近くを流れる天竜川の濃い川霧に包まれるため、この地域特産の「干し柿」の生産にはこの川霧が絶好の条件なのです。
柔らかで上品な甘味の果肉を育み、それを優しく包む真っ白な粉が生じます。それにより全国的にも「市田柿」の名で知れ渡るところとなっています。
家々の軒先に吊るされた「柿すだれ」は伊那路の晩秋を彩る風物詩です。
双松庵唯七(柿八)では、この干し柿を使い市田柿「柿羊羹」を製造していますのでこの機会に丹精こめて育てた市田柿の、豊潤な味の羊羹菓子をご賞味くださいませ。
【柿羊羹(かきようかん)】
市田柿羊羹を練り上げる白餡には、北海道産の上質な手亡豆を使用しているため柿の王様「市田柿」の風味を更に引き立てます。砂糖はすっきりとした甘さに仕上がる国産の氷砂糖、寒天は信州諏訪地方特産の角寒天にこだわり、市田柿を引き立たせました。
【柿蒸し羊羹(かきむしようかん)】
大切に育てた南信州市田産「市田柿」の中でも肉厚でジューシーなものを選びカットした後、羊羹で包んだ羊羹玉を
水で戻した竹皮で、丁寧に包み、30分間蒸篭(せいろ)で蒸し上げています。
竹皮を開くと、可愛らしくころりと現れる蒸し羊羹、楊枝で割りますと中に市田柿が現れ口に含むと小豆の皮剥きこし餡の柔らかな甘味と市田柿の風味があいまって相性の良い蒸し羊羹になっています。
柿蒸し羊羹の羊羹生地の中には、隠し味に「柚子皮」を刻んで加えてあるので、爽やかな香りも楽しめます。
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